認知症は脳の病気?

認知症は脳の病気ではないとなると、人格が変わったり、家族を認識できなかったり、暴力を振るうことに対して、介護している家族がみじめな気持ちになったり、本人が故意にしているのではないかと疑ったりすることにもなりかねません。


一方、認知症が脳の病気であれば、本人の異常行動は病気がさせているのだから、本人のせいではないとして、介護する家族の心理的な負担を軽減することが出来ます。

しかし、認知症が脳の病気であるとするなら、認知症の進行への対処は医療が担当すべきものであって、介護では本人ができなくなったことを補うことしかできないことになります。

では、本当に認知症は脳の病気なのでしょうか。認知症とは、「普通の社会生活がおくれなくなった状態」のことを言うのであって、アルツハイマー病や脳血管障害といった認知症の原因となる病気そのものを認知症というわけではありません。

すなわち、アルツハイマー病や脳卒中を発症した人全てが認知症になるわけではないのです。

アルツハイマー病による脳の委縮と、その結果現われる症状の関係については殆ど分かっていないのが現状で、脳血管障害についても、脳のどの部位に障害があると、どのような麻痺が現れるかについては分かっていますが、どこに梗塞があると、言動が粗暴になるのかということまでは分かっていません。


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